02.学びあうひとづくり 彩りあるまちづくり

21世紀から22世紀に向かっていく、現在はまさに明治維新以来150年ぶり、歴史の大きな転換期にあります。そんな予測不能な時代の主役として社会を生き抜くための“多様な学び”と“可能性を引き出す取組み”を推進し、「泉大津で教育を受けて良かった」、「子どもが生まれたらここで教育を受けさせたい」という循環を作ります。令和2年度の重点は“学ぶ環境を整える”です。

  まず、夏の暑さ対策だけではなく、災害時の避難所としての使用を考慮し、小学校全8校の体育館にガスを熱源とする自家発電装置付エアコンを整備し、教育環境の向上とともに避難所としての機能も充実させます。

 また、GIGAスクール構想の実現に向けた環境整備や児童生徒一人一台端末整備に着手するとともに、個別最適化学習を充実させるため、公立中学校の1年生全員を対象に自学自習アプリを活用した家庭学習の充実と学力の向上に努めます。

 さらに、新図書館移転整備については、令和3年7月オープンをめざし、整備工事に着手します。「すべての市民が新しい価値を創造する図書館」という基本コンセプトのもと、閲覧できる本や座席数を現図書館から大幅に増やし、ゆっくりと本を読むことができる空間や、学生などが集中して勉強できるエリア、打合せなどで気軽に利用できるオープンスペースなど、多世代や多様な人材が集える新たなまちづくりの拠点となり得る図書館づくりを進めます。

 加えて、中長期的な人材育成の観点から、これまで実施してきたブレインブースト読書教室に加えて、目で捉える力や見たものを脳で処理し体を動かす機能を高めるビジョントレーニングの研修会を実施します。

 そして、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会を契機に、本市のスポーツ活動の振興と活性化を図るため、スポーツに関する全国や国際規模の大会に出場する個人または団体に対し、奨励金を交付する制度を新設します。